11月10日(土)・11日(日)に開催された第三回世界空手道選手権大会に佐藤賢選手のトレーナー兼セコンドとして帯同してきました。
世界大会は4年に一度開催され、男子無差別級・参加国44カ国・全111名の中でトーナメント戦を行い、空手の世界王者を決める大会です。
当店のサポート契約選手である佐藤賢選手は去年の全日本大会で4位になったことで今年の世界大会の出場権を得ており、私は彼の専属トレーナー兼セコンド(試合場のすぐ脇で応援や指示をしたりする人)として帯同してまいりました。
トレーナーとして初めて世界大会に参加しましたが・・・
とにかく凄かったです・・・。
世界大会の独特の雰囲気から大会の規模から選手の迫力から・・・とにかく凄かったです。
写真多めに貼らせていただきました!
トレーナーとしてのわたしの仕事は、指圧師なので主にフィジカル面でのサポートとアドバイス。あとはアイシングやテーピング(世界大会にはドクターがいらっしゃるので今回はドクターに巻いていただきました)などです。
なにより、トーナメント戦なので一戦一戦のダメージをどれだけ回復させるかがポイントになるので、とにかく必死に仕事しました。
自分の仕事次第で結果が変わるぐらいの気持ちで頑張らせていただきました。
佐藤選手は見事に期待に応え、3回戦を勝ち上がり、2日目まで駒を進めました。
2日目、ベスト8を決める試合でかなり有利に試合を進めていた矢先、相手選手の突きが佐藤選手の顎に直撃してしまい(空手の試合は手での顔面への攻撃は禁止。ちなみに蹴りは有効です)佐藤選手はそのまま気絶。
医務室に運ばれるも、記憶障害や嘔吐、ふらつき等があり、脳震盪によるダメージのため試合続行不可能と判断されました。
その試合は相手選手の反則負けにより佐藤選手の勝利でしたが、その後の試合も続行不可能と判断され無念のドクターストップ・・・。
佐藤選手泣き崩れ・・・わたしも一緒に悔し泣き。。。
佐藤賢選手 世界大会第7位
佐藤選手は一度も負けずに世界大会を終えました。
堂々の世界7位。でもそれ以上の実力があったと思はざるを得ない、アクシデントによるドクターストップでした。
今朝、佐藤選手の体調を確認したらすっかり元気とのこと。一安心です。
初めての世界の舞台での経験は想像以上の経験を私に与えてくれました。
この経験は自分の宝です。
ありがとう佐藤賢選手。
ありがとう世界大会。
記:一色